自宅で子供のカットに挑戦!可愛いボブスタイルの切り方!女の子編

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自宅で子供の髪を散髪して失敗した経験はありませんか?ここではセルフカットで上手に髪を切る方法を掲載しています。今回は女の子に人気の可愛い内巻きボブスタイルの切り方です。美容師さんが実際に行っている具体的な技術ノウハウですので、是非参考にしてください。

まず最終的な仕上がりをイメージしておくことが大事。

1番始めに決めるのは、もちろん髪型ですね。これがイメージ出来てないと全く進みませんので、まずは髪型のイメージから始めましょう。

今回の目指す髪型は上画像のようなボブスタイルです。長さで言いますとミディアムボブになります。

今回のカットで必要な準備物。

★ハサミ
★梳きバサミ(毛量の多いお子様は必要です。)
★カットクロス・ケープ
★水スプレー
★ダッカール(髪を止めるクリップ)
★コーム(くし)
★できればタブレット(Youtube等見せていると集中して切れます。)
セルフカットをする時に便利なアイテムもありますので、「セルフカット便利グッズ」のページもご覧ください。

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カット前の準備。

さあカットに必要な道具が揃ったら始めましょう!まずは子供の髪を水スプレーでまんべんなく濡らしてコーム(櫛)で梳かします。


しっかり濡らしましょう。あまり寝ぐせなどがひどい場合は一度シャンプーしましょう。

次にやるのがブロッキングです。ブロッキングとは、ダッカールというヘアクリップなどで切りやすいように髪を分ける作業のことです。


今回は上画像のように髪を分けとります。

ダッカールの使い方は 下の写真のようにダッカールを持って、やや開けたまま上画像の赤いラインに沿って、地肌に軽く触れるくらいに沿わせて髪をダッカールですくい取ります。


↑ダッカールは こういう持ち方をします。親指と人差し指を使います。


↑ 地面と水平を意識して、頭皮に軽く触れるくらいで横に滑らせて髪をすくい取ります。

ダッカールで髪をすくい取ったら髪が落ちてこないように上のエリアに止めます。初めての方は難しいかもしれませんが、痛くならないように優しく止めてあげてください。

ここからカットの技術です。

ブロッキングが終わったらカットしていきますが、今回はコームカットという技術を使います。コーム(櫛)で下にときつけて そのままカットする技法です。


こんな感じにコームで髪を梳かして希望する長さにカットします。
今回はワンレングスのボブスタイルを切るので、前髪以外はこの切り方で切っていきます。まずは後ろの部分のセンターを切ります。出来るだけ上からコーム(櫛)を通して、切りたい長さのラインまで垂直におろします。切る時はコームが地面と平行であることを確認してからカットしましょう。

 
センターを切り終わったら後ろ部分の左右を切ります。できるだけ地面と平行になるように意識して切りましょう。


後ろから見た図。3分割して真ん中から切ります。その後左右も真ん中の長さに合わせて地面に平行になるようにカットします。


後ろ部分の真ん中から切り始めて、それに合わせて左右の部分も切っていきます。

注意事項として、子供の頭が下を向いていたり、左右に傾いていたりするとカットラインも地面と水平にならないのでマメにチェックしてください。気付かずに切り進めると、左右非対称で大変な事になります。

次にサイドのエリアを切っていきます。ここも切り方は後ろと同じですが、耳があるので少しコームカットしにくいところです。耳の前後に分けて何度もコームを通して切り残しがないようにします。

↑耳の後ろにときつけてカット!!コームで引っ張り過ぎてテンションがかかりすぎないように自然に髪が落ちている状態でカットするぐらいがいいです。


↑耳前の部分をときつけてカット。

ここのラインは前上がり、水平、前下がり、お好みで設定していただいても大丈夫です。切り終わったら、反対も同じように切るのですが、先にもみあげの長さを同じにして、そこから繋げると左右の長さが違うという失敗をしません。

↑写真のようにもみあげを前に引き出します。顔のちょうど真ん中にくるようにして・・・

↑先に切ったもみあげの長さに合わせて切ります。このようにして切ると左右が同じになりますね。

もみあげが決まったら先ほど切った後ろの部分ともみあげを繋げるようにコームカットして反対側のサイドを切ります。


これで頭の下半分が切れました。

次は最初にダッカールで止めていた頭の上部分のエリアを切っていきますが、基本的には下部分の切り方と同じです。根元からしっかりコームでときつけて、さっき切り終わった下半分の部分と同じ所で切るだけです。

かなり髪が少ないお子様は上下に分けずに一回で切れるお子様もいますが、二回に分けたほうが正確なカットができますので、そちらをオススメします。

頭の上部分のエリアを切る時の注意点は、最初に切った下半分の毛を切らないことと、下半分の毛よりも長く切らないことです。同じ長さになるように切りましょう。


上部分も全て切り終わりました。前髪無しバージョンで毛量も少なければここでカット終了です。

前髪を作る場合。

さあここでは、前髪を作ります。前髪は作らない、という方はここは飛ばしていただいて結構です。今回は小さな女の子をイメージしているので、ややパッツン気味の前髪で進めていきたいと思います。可愛くなりますよ!!

まず前髪を切るためのブロッキング。


↑こんな感じで三角形に分けておきます。奥行きはお好みですが、薄過ぎると良い厚みがでませんのでパッツン気味にする場合は厚めが良いと思います。


↑さらに上下半分に分けます。


↑気持ち顔周りに沿うように少し丸く切ると可愛いですよ。

 
下部分が切れたら、さっき止めていた前髪の上半分をおろしてきて、同じラインで切ります。これで前髪も出来上がりましたが、次は毛量の多いお子様のために、梳きバサミの使い方も説明していきます!!

前髪の詳しい切り方は「前髪の切り方3種類」のページにぱっつん前髪の切り方も掲載していますので、こちらもご覧ください。


前髪の長さの設定は眉毛と目の間が可愛いという人もいますし、眉毛がギリギリ隠れるくらい、又は眉毛が全部見える長さが可愛いという人もいます!子供に合ったベストラインを少しずつ切って見つけてくださいね。

ここからは毛量調整、梳きバサミの出番です!

さあこれから毛が多いお子様向けに、梳きバサミを使って毛量を減らしていきます。ワンレンボブは重めが可愛いと思うのですが、あまりにも多いと膨らみ過ぎたり、お風呂上がりに髪の毛を乾かす時間もすごくかかるので、少し減らしていきましょう。

上の図はダッカール(ヘアクリップ)で頭を三分割にした図です。ボブのパッツン具合を残すために①のエリアとサイドの下部分は梳きません。1番梳いて良いのは②のエリアです。②のエリアの髪を毛先3分の1くらいを梳いていきましょう。


出来ればザッとでいいので、上の図のように縦に5分割にします。コームを縦にして髪の毛を引き出して、下図のように3分の1くらいの場所から梳きバサミを入れます。少しずつ毛先にずらしながらはさみを開閉して梳いていきます。

↑このように縦に引き出すのは少しコツがいるかもしれませんが、大体で結構です。

特に耳後ろの部分は髪が多い部分なので梳きバサミの開閉の回数を多めにします。あまりにも多いお子様は、毛先3分の1ではなく、2分の1くらいから梳いても良いです。

 
このエリアを梳き終わったら、1度全部おろして全体を見てみます。丁度良い感じであれば、上部分のエリアは梳かずに終わりましょう。まだ収まりが悪いようでしたら、上部分を梳いていきますが、ここはヘアスタイルの表面にくる部分なので、梳きバサミも斜めに入れて開閉回数も少なめにしましょう。


↑上のエリアは毛先だけに梳きバサミを入れます。収まりが良くなりますよ。

上の前部分も毛先だけ梳きましょう。ハサミを入れる角度は上画像のような感じです。

最後に前髪を梳く場合ですが、先ほど前髪を作る時に三角形に取って、更に上下半分に分けましたね。その下半分の毛先をちょっと梳いてあげるくらいで良いと思います。ハサミはちょっと斜めにいれましょう。

人気のすきバサミ

前髪なしバージョンの完成スタイル。


完成 正面からのアングル。

完成 横からのアングル。

完成 後ろのアングル。

これで完成ですが、乾かしてみて切り残しがないかチェックしましょう。乾かしてから、まだ毛量が多いなと感じる事もありますので、その場合はドライのまま梳きバサミを入れて微調整してくださいね。

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