セルフカットで切る子供のマッシュルームヘアの切り方

子供の髪型をマッシュルームヘアにカットする方法。

今回は自宅で簡単にお子様の髪型をマッシュルームヘアにするやり方、テクニックを紹介したいと思います。ここで必要なアイテムは、バリカンです!

お子様の髪の伸び具合にもよりますが、バリカン1つで仕上がる事もできます。あまりにも長い髪のお子様の場合や、「頭の形がちょっと・・・・」というお子様の場合はハサミで少し切るとこになりますので、ハサミとクシもご用意ください。


マッシュスタイルとは・・・


上画像のようなヘアスタイルが一般的にマッシュルームヘアと呼ばれるものではないでしょうか?

マッシュルームヘアの特徴は 一番下の髪の毛が短く、上に行けば行くほど長くなっているヘアスタイルです。言いかえれば1番上、頭のてっぺんの髪の毛が最も長いヘアスタイルですので、トップ(頭のてっぺん辺り)の髪の長さがあまり短い人にはできない髪型です。

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マッシュヘアに必要な髪の長さは?

最低でも7〜8センチはほしいところです。もちろん、もっと長いほうがマッシュルームっぽくなりますが、今回切るマッシュスタイルの場合は12〜3センチくらいがベストだと思います。

準備物として、バリカン、ハサミ、コーム(くし)、カットクロスの代わりとなるもの、水スプレーくらいは必要かと思います。お子様の気をひくため、タブレット等あれば良いですね。セルフカットをする時に便利なアイテムは「セルフカット便利グッズ」をご覧ください。

マッシュスタイルは前髪の長さを設定するのが重要ポイント!

マッシュヘアで重要なのは前髪のラインです。眉下、眉上、目にギリギリ入らないくらい、額の半分くらい、もっと上、アシメ、パッツン・・・

長さ設定とギザギザなのかパッツンなのか、質感でかなり雰囲気が変わります。ここではお子様という設定とバリカンを使うので、パッツン眉上ラインで作っていきたいと思います。お子様のカットにはその長さが可愛い感じになります。

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バリカンとくしを使って前髪を切っていく
さてここからは実践です。まず左手にコーム(くし)、右手にバリカンを持ちます。

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上画像のように通常に使うバリカンの持ち方とは反対に持ちます。バリカンの長さは1番短く切れる1ミリか2ミリくらいに設定しておきます。

左手のコームで上から下にとかしつけながら、切りたいラインまでコームを持ってきます。


コームは切りたい前髪の長さと角度を意識してそのラインにバリカンを押し当てます。すると真っ直ぐ切れます。この方法で前髪からもみあげまでのラインを作ります。

前髪からもみあげのラインは斜めになるのでコームも斜めになるよう気をつけます。


↑こんな感じです。まゆげにかからないくらいのラインなので安全ですが、もしまゆげにかかる、又はまゆげが隠れるラインにする場合は誤ってまゆげをバリカンでカットしてしまわないように気をつけましょう。そこだけ、はさみでカットしてもいいです。

さあ残り半分の前髪もカットしましょう。

注意:もしバリカンでは取りきれない毛があれば、ハサミで切ってあげましょう。



アウトラインをカットする


↑髪型の1番下のラインをアウトラインと言います。髪型によって前上りや前下がり、水平、生え際に沿って・・・・と様々なラインがあります。今回は耳がスッキリ出る生え際に沿ったアウトラインでカットします。


↑まず耳上をカット。切り方は基本的には前髪の時と一緒ですが、曲線や斜めのカットになるので少し難しいかもしれません。バリカンの右端だけを使ってペンのように使うとキレイな曲線が描けます。もみあげは前下がりにするか、水平にしてもカワイイと思います。


↑こんな感じです。

両サイドの耳上からもみあげのラインができたら、耳上から襟足のラインをカットします。全部切り方は一緒で、コームとバリカンでカットしていきます。


↑斜めのラインをキレイな直線で切ります。

襟足までカットしたら・・・


↑こういう仕上がりになります。反対側も同じように切ります。

もともと髪が短めのお子様の場合、これで終了です。アウトラインをどれだけキレイに仕上げるかが重要です。あと髪の毛が短すぎたり、前回のカットがすきバサミで量を減らしている場合、あまりマッシュっぽくならなかったりします。

そういう時は、また1、2ヶ月伸ばしてから同じカットをすると、すいていた部分が、なくなっていくのでマッシュの重さが出てきます。頑張って伸ばしましょう。



キノコ…、なんだか形がおかしいぞ!という場合

前髪とアウトラインを切ってもなんだか形がおかしい・・・・という時があります。大抵の場合、サイドが膨らみすぎている事が多いと思います。それを解消する、2つの方法を解説します。

注)ここからはハサミを使います。


解消法その1

マッシュヘアの場合、もともとの髪が長い方は頭の天頂部あたりの毛がサイドに重なって膨らんだりします。


↑このかかってくる部分をカットするとサイドがタイトになってきます。


↑こんな感じで引き出してカットします。できればそのまま一周するように角をカットしていくのがベストですが、難しければ気になる所だけでも結構です。

天頂部の毛がとても長い場合(耳にかかるくらいの長さだった場合)、真上に引き出して2〜3センチ切るだけでも解消されます。


解消法その2

気になる部分にすきバサミを入れる、という方法です。膨らんでる部分だけでいいので梳いていきます。


↑このように上と下で分けます。この下の部分を梳きます。


↑すきバサミはこのように地面に対して垂直気味に入れます。中間くらいから毛先まで、何度かハサミを開閉しながら梳きます。するとボリュームを減らす事が出来ます。必要であれば解消法その1、その2のどちらもやってみるとより効果的です。


サイドがすっきりとタイトになって完成です。

番外編ツーブロック&マッシュスタイル

さて、ここからは番外編を紹介します。ツーブロックを入れた、マッシュスタイルです。女の子でもできるヘアスタイルになっています。


上画像の長さまで伸ばせればかなりできるヘアスタイルの幅は広がります。どんどん短く切っていきますのでここまで長くなくても大丈夫ですよ。


↑まずこのように、ダッカール(ヘアクリップ)で上と下に分けます。ダッカールの使い方は、「子供カットをするために知っておくべき3つの知識と3つの技術」をご覧ください。


↑バリカンで下半分を刈ります。4〜6ミリくらいで良いです。


↑おろすとこんな感じです。


↑乾かしたらこういう仕上がりになります。もし長さを切りたい時は最初に説明したバリカンとコームを使って同じように仕上げます。

アウトラインのバリエーション①


↑前髪はそのままで、もみあげから耳後ろまでは地面と水平ライン、耳後ろから襟足は後ろ下がりラインでカットしています。

アウトラインのバリエーション②

横から見たらナナメになるアウトライン。


↑前髪を目の上ギリギリラインでカット。前髪からもみあげのラインはハサミで切っています。

このスタイルだと女の子でも出来ますし、お子さんがこの髪型をすると凄くカワイイです!ツーブロック&マッシュのほうは全体的に長い方が作りやすいですね。

最後に毛量が多い場合は部分的に梳いてあげてください。「すきバサミで全体の毛量を減らす方法。髪の毛を梳くやり方。メンズ編」のミドルセクションとアンダーセクションの梳き方を見て実践していただければ出来ると思いますのでよろしくお願いします。

これでマッシュヘアの解説を終わりますが注意点としては、前髪のラインがまゆげと重なる時はバリカンはNGです。一緒にまゆげがなくなる可能性がありますので要注意です。そういう時はハサミで切ってあげましょう。パッツン、ギザギザ、アシメ、色々試してみるのもいいですね。

最後にセルフカットは自己責任でよろしくお願いします。

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