おうちで誰でも簡単に。美容師が教える前髪セルフカット。

「前髪ってすぐに伸びますよね。」
髪の毛は1ヶ月に約1センチぐらい伸びます。眉上にあった髪の毛が1ヶ月もたつと眉毛が隠れるほど伸びてきます。眉毛が出る出ないでは見た目は大きく変わりますし、眉にかかってうっとうしく感じる方もいるかと思います。

早く切りたいけど前髪だけのために、わざわざ美容室に行くなんてめんどうくさいっ!お金と時間がもったいないっ!という方のために「前髪の切り方」を分かりやすく教えします。

メンズの前髪の切り方は「メンズ前髪の切り方3つのポイント!男性もセルフカットでモテ髪に!」のページをご覧ください。

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まずは、前髪の種類です。

●ラウンドバング

・ラウンドバング・・・自然に丸く下ろす前髪。何よりナチュラルで1番一般的な形です。芸能人にもラウンドバングにしてる人は多く、広瀬すずや桐谷美玲、本田翼がしてます。宮崎あおいや石原さとみは髪型がいろいろ変わりますが、ラウンドバングの時が多いようです。

●触覚ヘア

・触覚ヘア・・・前髪ともみあげの間に昆虫の触覚のように髪の毛を残し、顔に沿うように下ろす髪型です。触覚があることで輪郭や目尻が隠れ、小顔効果と目が大きく見える効果があり、一石二鳥の効果があります。アイドルにしている人が多く指原莉乃や山本彩、川栄李奈などもしています。

●ぱっつん

・ぱっつん・・・まさにまっすぐバツっとまっすぐ切ったような前髪です。似合う、似合わながかなりはっきりと分かれる形です。どちらかと言えば、童顔で目が大きく、小顔の人が似合います。逆に大人顔で掘りが深く切れ目な人にはおすすめできません。芸能人では三戸なつめは分かりやすいぐらいのぱっつんです。他にも広瀬すずや歌手のmiwaなども「やんわりぱっつん」です。

●アシンメトリー

・アシンメトリー・・・左右非対称な長さにする事で自然に髪の毛が流れているように見える前髪です。ラウンドバングだとドライヤーやアイロンなどを駆使する事で左右どちらかに流す事も出来ますが、アシンメトリーだと何もしなくても自然に流れます。

芸能人でも木村文乃や武井咲が代表的ではないでしょうか。メンズ ではノンスタイルの井上がアシンメトリーにする事でメンズ のアシンメトリーが一時減ったとか・・・。

●シースルーバング

・シースルーバング・・・シースルーバングとはここ数年前から流行っている前髪でおでこが透けて見えるぐらいに前髪を軽くします。韓国の女優や歌手がした事で爆発的に流行り、日本でもたくさんの芸能人や石原さとみなどがしている人気の前髪です。

シースルーバングはいろんな髪型に馴染みやすいのでどんな髪型にしていてもしやすい前髪で、おでこが広く見えることで明るくあか抜けた印象になります。

ざっくりですが、5つの前髪の種類を紹介しました。

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5種類の前髪のカットの仕方

では、次にそれぞれの前髪のカットのやり方を紹介をしていきます。

●ラウンドバング

1-前髪と横の髪の毛を分ける
前髪と横の髪の毛を分けましょう。前髪と横を分けないと、どこまでが前髪か分からなくてなり切り過ぎてしまいます。

2-前髪を3つに分ける
中央と両サイドで3つにわけます。ラウンドに丸く切りたいので3つに分ける事により分かりやすく、切りやすくなります。

3-中央をカット
まず中央の部分から切ります。中央から切る事で切りすぎを防ぐ事ができます。中央→両サイドの順番にカットしましょう。中央をラウンドに丸く、ゆるやかな半円を描くように切ります。この時ハサミの角度を斜めに45度にしチョップカットで切ります。

4-両サイドをカット
中央につなげて切っていきます。好みに合わせてカーブ角度を調整します。鏡を見ながら左右対象になるように切りましょう。この時も中央と同様にハサミを斜めに45度でチョップカットします。

5-毛量調整
毛量調整はすきバサミ又は普通のハサミでもいいです。ハサミを90度に立て髪の毛の中間から毛先にかけてハサミを入れていきます。ベースの形を崩さないように空間を作るようにすきます。

●触覚ヘア

1-前髪と横の髪の毛を分ける
前髪を切る時の基本です。前髪と横の髪の毛を分けましょう。触覚部分が入るので少し広めにほお骨上からほお骨上までを三角に取り、分けます。

2-前髪を3つに分ける
触覚部分を作りたいので中央と両サイドに分けます。中央部分は目尻から目尻まで取ります。触覚部分は目尻からほお骨部分で取ります。すでに前髪を眉尻までラウンドで短くなっている方は、もみあげの髪の毛を使わず前髪の上の髪に毛を前に持ってきて触覚部分にしましょう。

3-中央をカット
まず中央部分から切ります。目にかからないぐらいで好みの長さに切っていきましょう。この時ハサミを斜め45度の角度にしチョップカットで切ります。

4-両サイドをカット
次に触覚部分を切ります。触覚部分の長さは、ほお骨からあご下で好みの長さで切ります。前から見たときに触覚で輪郭を隠す事で小顔効果が生まれるので、自分に合う長さを見つけましょう。またアイロンで動きをつける方はそれを考慮してやや長めに切ると良いでしょう。この時も中央と同様にハサミを斜めに45度でチョップカットします。

5-毛量調整
中央部分の毛量調整はすきバサミ又は普通のハサミでもいいです。ハサミを90度に立て髪の毛の中間から毛先にかけてハサミを入れていきます。形を崩さないように空間を作るようにすきます。

触覚部分はすきバサミを使い、すいていきます。触覚をつまみ、中央部分から毛先へとすきます。左右同じすき加減になるように確認しながらすきましょう。

●ぱっつん

1-前髪と横の髪の毛を分ける
前髪と横の髪の毛を分けます。眉尻から眉尻までを三角に取り、分けます。

2-前髪を2つに分ける
前髪を綺麗にまっすぐ切るために上下、2パネルに分けます。厚みがあると髪の毛を切るときにハサミから髪が逃げやすくなり丸くラウンド型になりがちです。でも、上下2パネルに分けることで厚みが減り、まっすぐ切りやすくなります。

3-下パネルをカット
まず、下パネルから切っていきます。眉上から眉上まで好みの位置を決め、あまり髪を浮かさず自然に落ちた位置で切ります。持ち上げて浮かして切ると段(レイヤー)が入りザクザク感が出てしまい、ぱっつんの重みが無くなります。

はじめに中央部分から切り、真っ直ぐ切れている事を確認できたら、外側がわを切ります。外側は好みで少し丸みをつけても良いでしょう。当然、中央に繋げて真っ直ぐに切っても良いですし、特徴的ではありますが外側に行くに従って反り上がるように切ってもいいです。

ハサミの角度は、ぱっつんなので真横にハサミを向けて切ってもよいですし、イメージとして少し柔らかい雰囲気のぱっつんにしたい方は、ハサミを斜め45度に立てチョップカットで点で繋ぐように切ってもよいです。

注意:浮かせて切らないように!

自然に落ちた位置でカットします。

4-上パネルをカット
下パネルができたので上パネルを下にときつけ、下パネルをガイドに切ります。下パネルと同様に段(レイヤー)が入らないように浮かさずに髪をときつけその落ちた位置で切りましょう。

5-毛量調整
ぱっつんの前髪はどちらかと言うと重ためなスタイルなので、そのまま すかなくてもいいですし、少し軽くしたい方はすきバサミで毛先だけですきましょう。あまり、すきすぎると形が崩れてぱっつんでは、なくなるので注意です。

アシンメトリー

1-前髪と横の髪の毛を分ける
前髪と横の髪の毛を分けましょう。
眉尻の上から半円を描くように前髪をとり、分けます。

2-前髪を2つに分ける
前髪を切りやすいように上下に分けます。
髪の量が多くて切りにくい方は3層に分けても良いです。

3-下のパネルをカット
どちらに髪の毛を流したいか決めます。そして、流したいので短い所と長い所を決め、例えば短い所は眉上、長い所は眉下のように決めます。スタート地点とゴール地点からまず切り、最後にそこを繋ぐように切ります。この時チョップカットでハサミを斜め45度に立て切ります。

4-上のパネルカット
下のパネルと重ねて、ときつけます。下パネルのラインが見えてくるのでそこに合わせ切ります。

5-毛量調整
すきバサミで毛量調整をしましょう。ハサミをひと束づつ、つまみ中間から毛先へとすきます。この時、短い所は多めに長い所は少なめにすくとより綺麗に髪の毛が流れているように見えてきます。

シースルーバング

1-前髪と横の髪の毛を分ける
前髪と横の髪の毛を分けましょう。
眉尻から眉尻の範囲で半円を書くように前髪を分けますが気持ち浅めにとります。
厚めにとると重い前髪になるのでシースルーになりにくいです。

2-前髪を3つに分ける
3つに中央と両サイドに分けましょう。形はラウンドに丸く切ります。3つに分ける事により、よりカットしやすなります。

3-中央をカット
中から切ります。中→外の順番で切ると切りすぎることなく上手く切れます。ゆるやかなラウンドに切ります。ハサミを45度に立てチョップカットで切りましょう。横向きにするとシースルー感が減るので注意!

4-両サイドをカット
中のラウンドに合わせ外側もラウンド、丸みをつけます。
左右対象になるように鏡を見ながら切りましょう。

5-毛量調整
毛量調整はすきバサミですきます。毛束を1つまみづつ持ち、中間から毛先へとすきバサミで切っていきます。すきすぎるとベース(形)が変わってしまうので、クシでときつけて様子を見ながらすいていきましょう。

いかがでしたか?

ラウンドバング、触覚ヘア、ぱっつん、アシンメトリー、シースルーバングの5種類の前髪の切り方をわかりやすく簡単なやり方で説明しました。

セルフカットで上手に切る方法は、思ったより長め長めで切ることです。少しずつ切り足していくと短くなりすぎるという失敗はしません。慎重にセルフカットしてくださいね。セルフカットの時にあると便利な道具は「セルフカット便利アイテム」のページをご覧ください。

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