サイドの切り方3step!レイヤーカットでザクザク束感!メンズ編

サイドのセルフカットは難しい?

いいえ。答えはNOです!簡単です。

最近ではセルフカットをする人もずいぶんと増えました。特に前髪をセルフカットしたりする人は多いと思いますが、サイド(横の髪)の切り方は少し難しく、つまずく人もいるのではないでしょうか?

サイドは耳があるので髪の毛が耳に当たって跳ねたり、耳を切りそうになったりと難しい所もあります。しかし、コツさえつかめば簡単にサイドのカットはできます。ここではセルフカットでのサイドの切り方、サイドをシャギーカットにする髪の引き出す角度やハサミの使い方などを分かりやすく説明していきます。

 
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カッコいい髪型を切るには、まず良いイメージを作る。

まずはどんな形の髪型があるか見てみましょう。レイヤースタイル(ザクザク感、束感があるスタイル)といっても沢山あります。サイドを軽くシャギーに残したもの、少し重たく残したもの、耳を出したヘアスタイル、ちょっとした違いで見え方は随分変わってきます。

スタイルブックや雑誌などカッコいい芸能人やモデルさんを参考にしたり、おしゃれな友人を参考にしてみてもいいですね。「こんな髪型かっこいい!」と思うものを探しましょう。まず最終的な髪型のイメージを持つことが大事です。


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サイドをセルフカットする前にブロッキング

カットする前にダッカールなどでブロッキングをしましょう。カットする部分としない部分を分けることでとてもカットしやすくなります。

前髪とサイドの髪を分けます。眉尻を目安にし三角形にブロッキングしてダックカールで留めます。これを最初にしないとサイドを切っているつもりが前髪の端を切っていたりして、フロントM字の部分を短く切りすぎて薄毛に見えてしまったりするので気をつけましょう。

*前髪のセルフカットのやり方は「前髪の切り方の3つのポイント!」に詳しく掲載していますので、そちらをご覧ください。

こんな感じにあらかじめ分けておくと良いでしょう。

 
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セルフカットでのサイドの切り方

それでは実際にセルフカットでのサイドの切り方を説明していきます。自分で横の髪を切るのにはちょっとしたコツがいります。感覚だけで切るのではなく、ちゃんと理解して切ると精度がアップしますよ。

①事前準備:髪のクセを取ってドライな状態にする

髪に癖がある場合はしっかり水、お湯で濡らしましょう。

癖が残っていると出来上がりのイメージがしにくいので普段セットしている髪型と同じ状態にします。水スプレーなどで表面を湿らすだけでは癖が取れないのでしっかり根元から濡らしましょう。しっかりと癖が取れたらドライヤーで乾かします。

髪が乾いた状態でカットするドライカットがセルフカットでは失敗しにくい切り方です。

髪の毛の特徴として濡れている時は長く軽く感じますが、乾くと髪は短く重く感じます。濡れたまま切ると乾かした時に、イメージしていたよりも短くなったり、重く感じます。なので仕上がりのイメージに近い髪が乾いた状態で切っていく方が分かりやすくイメージしやすいので、しっかりと乾かして普段セットしている時に近い状態にします。

髪がクセ毛の人は直毛の人よりも濡れている時と乾いている時の違いが出てしまうので、しっかりと手順を省かずにしましょう。普段セットの時にストレートアイロンなどでクセ毛を伸ばす方は普段どうりにアイロンでセットしてからカットするとイメージしやすくなります。


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②サイドの髪をレイヤーにカットするやり方

髪の毛の持ち方。

ハサミの入れ方。(外側を切る場合)

サイドを切る時はクシを使わず、代わりに利き手の反対の手「逆手」をクシの代わりにします。5本の指を全部使って耳の下から髪の毛をすくい上げるようにして髪の毛をつかみます。利き手はハサミを持ちます。

反対側の髪の毛の持ち方。

ハサミの入れ方。(内側を切る場合)

逆のサイドを切る時も同じように5本の指全部を使って耳の下から髪の毛をすくい上げるようにして髪の毛を掴みます。画像を見て真似してみてくださいね。

この時、髪を掴んだ手の引き出し角度で重さや軽さ、シルエットが決まるので手の引き出し角度はとても大事になってきます。

髪を引き出す角度

今回はレイヤーカットにしたいので頭皮に対して真っ直ぐ平行(セイムレイヤー)に引き出します。上を短く下を長くするように引き出すとややハイレイヤーぎみになってシャギー感が増します。角度をつければつけるほどハイレイヤーになり、よりシャギー感が出て軽い印象になります。

セイムレイヤーの引き出し角度。

ハイレイヤーの引き出し角度。

セイムレイヤーとハイレイヤーの引き出し角度比較。

 
引き出す角度が決まったらカットしていきましょう。

まず見えやすい前の方、モミアゲ~こめかみ付近を掴んでカットしていき、それをガイドに次のパネルである耳の上付近をカットしていきます。徐々に後ろに向かってカットします。

髪を掴んだ指からはみ出た外側の髪を切っていきますが、人によって掴んだ髪の内側を切るほうが切りやすいという人もいると思います。どちらでも構いませんので切りやすい方で切りましょう。

髪を掴んだ指の内側を切る場合は引き出しをやや長めにして、切りすぎないように気をつけながら切っていきましょう。1回で切るのではなく、少しづつ様子を見ながら切るのが失敗しないコツですよ。

上級者向けですがハサミを使わずにバリカンで切っていく方法もあります。「逆手」で髪を掴み指の外側を切っていきます。慣れると早いですが失敗すると髪の毛が短くなったりするので慎重にしましょう。バリカンもブラント感(パッツンな感じ)が出るので、後で毛先は梳きバサミでザクザクとシャギー調にしましょう。

チェックカット

最後に顔周り、耳まわりの髪を整えていきます。顔周りはまず手ぐしでサイドの毛を前に持って行きます。飛び出た髪の毛、いらない髪の毛を梳きバサミで切ります。耳まわりは手ぐしで上から下におろして飛び出た髪の毛を梳きバサミで切ります。

耳まわりは耳に引っかかり切り切れてない時があるのでしっかりと手ぐしで引き出しましょう。ここをしっかり切っておくことでメリハリが出て、理美容室に切りに行ったのと変わらない感じに仕上がりますよ。

③梳きバサミでザクザクシャギーに!

②の工程でサイドのベース(形)カットが出来たので、次は梳きバサミでザクザクに梳いていきます。梳きバサミも沢山種類があります。10%しか梳くことしかできない梳きバサミもあれば70%も梳くことができる梳きバサミもあります。

10%だと梳くのに少しずつしか梳くことしかできないので時間がかかりますが、ミスは少ないです。70%だと沢山梳くことができるので早いですが切りすぎたり穴を開けてしまったりハサミのラインが入ったりミスをするリスクは増えます。

なので、慣れていない方は10%~30%ぐらいの梳きバサミで梳いていくとミスも少なくできると思います。慣れてきて早く切り終えたいという方は多くすける梳きバサミで梳くと良いと思います。初心者にオススメなのは20%のスキ鋏です。

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梳きバサミは生え際下段から順に横パネルで切り進んでいきます。もみあげから耳裏まで梳けたら次は1パネル上に進み同じように前から後ろに梳き進みます。横に3層のパネルに分けてイメージすると切りやすく、同じ所を何度も梳き過ぎて穴が開いてしまったりというミスも少なくなります。

一箇所につき根元→中間→毛先の順番に梳きバサミを入れていきます。この時梳きバサミの角度は斜め45度で切ります。真横だと梳きバサミのライン(違和感のある線)が入ってしまいます。この工程を2~3回繰り返しながら進みます。

同じ所ばかり梳くと髪の毛が無くなり穴が開いたようになってしまうので合わせ鏡などを使いしっかり目視して確認しながら切り進みます。手で触りながら自分の好きな毛量質感に仕上げていっても良いと思います。カッコよく仕上げるコツは全体を均等に梳くことです。

逆サイドも同じように梳き、最後に鏡で左右同じ軽さ、質感になっているかチェック出来たら完成です。

 
完成図 こんな感じにサイドをセイムレイヤーにカットできましたか?

セルフカットで自分の髪を切る時にとっても便利な道具がありますので、「セルフカット便利グッズ」も合わせてお読みください。

 
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