髪が伸びたなぁ、でもまだ美容室に行くほどでもないし。前髪だけ切りたいけど、それだけで散髪に行くのはもったいない。
そんな時は自分でチョコチョコっとセルフカットをしたいもの。
自分で切るにせよ、どうせなら上手に切りたいですよね。できればプロ並の仕上がりにセルフカットしちゃいたい!
そのためにはセルフカットの技術力も大切ですが、使う道具にもこだわりたいですね。
ここでは自分で髪を切るセルフカットで使う道具、あると便利なグッズを御紹介します。
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セルフカットで使うアイテム
セルフカットで使うアイテムは様々なものがありますが、ここではどういった点に気をつけてセルフカットアイテムをチョイスすれば良いか説明していきます。セルフカットの道具選びをするときの参考にしてください。
セルフカットで使う道具①ハサミ
まずはハサミ。ハサミがないと髪を切れませんからね。このハサミの選び方ですが、1番大切なのは手の大きさに合ったハサミを選ぶことです。
プロの理美容師さんが使っているハサミで最も多いハサミの大きさは6インチです。
6インチの大きさのハサミは細かいカットも出来ますし、刈上げなどにも対応できる長さだからです。
もちろんプロの理美容師さんは通常のカットは6インチ、刈上げは7インチと使い分けているのですが、素人がセルフカットするだけのために何本も買う必要はありません。
色々使えて便利な万能タイプの6インチを選びましょう。女性の方は5.5インチでもいいです。ちなみに1インチは2.54cmです。
上のハサミは7インチで下のハサミは6インチ。
どんなハサミを選べばいいの?
100円均一で売っている紙切りハサミでも1000円ぐらいで売っている散髪用ハサミセットでも髪を切ることはできます。
こんな感じのハサミ
でもこれらの道具を使ってプロの理美容師さんにカットしてもらうと、ほとんどの理美容師さんは『切りにくい…』、もしくは『こんな道具では切れない…』と評価します。
髪を切るプロの理美容師さんが使っても切りにくい道具で素人が上手に切れるはずがありませんよね。
ここはやはりもう少し良いハサミを購入したいものです。
と言ってもプロが使うハサミは安くても5万円ほど、高いハサミだと一丁30万円もします。とても手が出ません。
ここでは買いやすい値段でそれなりに切れるハサミを選びたいと思います。
選ぶポイントはシザーの刃の材質です。
と言いたい所ですが、ハサミの材質は多種多様ありまして…。
鋼
ステンレス
コバルト
セラミック
V金10号
440C
コバルトスペシャル
スーパーゴールド
モリブデン
クロム
ダマスカス
ステライト
粉末鋼材
微粒子鋼
超合金
色々ありすぎてどれを選べばいいかわからないですね。
しかも一口に440Cと言っても海外産のものと日本産のものでは硬度が違ったりして、明記されているハサミの素材だけでハサミの良し悪しを決めるのはとても難しいです。
理美容師さん達が使うハサミの素材で多いのがステンレス鋼です。
なので、ここはプロを真似してステンレス鋼の素材で選びましょう。
おもちゃっぽい形状のものはなるべく避けて、失敗してもいいやって思う程度の値段(2000円~5000円)で選ぶのがいいでしょう。
どうしても失敗したハサミの選び方をしたくない!という人はプロの理美容師さん達が使うメーカーで大量仕入れとネット販売に特化することによって通常価格の半値ぐらいで販売しているアクシスをお薦めします。
エルメスのような超有名ブランドがシザー業界ではナルトシザーやヒカリシザー。ユニクロがアクシスといったところでしょうか。
下の画像をクリックして『axis scissors』と検索すればプロ使用のシザーを2万円前後で購入できます。プロ使用のハサミですので、まず失敗したと思うことはないクオリティのハサミだと思いますよ。
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セルフカットで使う道具②すきバサミ
すきバサミも普通のハサミと同様で異常に安い物がありますが、それらはオススメしません。
安物のすきバサミはカットラインが出るものが多く汚い仕上がりになるからです。
もちろんすきバサミを縦やナナメにして梳けばそれなりの見栄えに仕上がりますが、セルフカットをする素人にそんな技術はありませんので、ここでは真横にすきバサミを入れてもカットラインが出ないすきバサミをオスス メします。
感動レベルで全然仕上がりが違ってきますよ。
プロが使う一流品のハサミ。お値段も一流ですが見るのはタダです。
プロ使用一級品のヒカリシザー
すきバサミの選び方ですが、大事なのはスケ率です。10%20%30%と色々あってプロの理美容師さんは使い分けしますが、どれか1本でという場合は20%のスケ率一択です。
たくさん梳かなければいけない時は少し大変ですが、セルフカットで一番失敗が多いのは切り過ぎることです。
ですので、少しずつカットできる20%のスケ率のすきバサミがいいでしょう。
前髪などの繊細に毛量調節しなければいけない部位も20%のスケ率のすきバサミが力を発揮します。
プロ使用のすきバサミを希望の方は下の画像クリックから『axis scissors すきバサミ』で検索しましょう。
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セルフカットで使う道具③シザーケース・ハサミケース
ハサミを買ったらそれを入れる入れ物がいりますが、ここではシザーケースを紹介したいと思います。
美容師気分を味わえてテンションが高まります(笑)
子供のカットをする時もシザーケースをつけながらカットしていると『美容師さんみたい~』とお子様に言われたりして、ちょっと楽しくセルフカットができそうですからね。
色々なシザーケース
セルフカットで使う道具④電動バリカン・トリマー
最近のメンズカットではツーブロックが人気で、マイバリカンを購入する人が多くなっていることもあり、バリカンは多種多様で色々な物が増えました。
特に目立つのは長いアタッチメントがついているバリカンです。
70mmのアタッチメントとかもあり、これを使用するということは、トップの髪もバリカンで切るということになるのですが、これはやめたほうがいいです 。とにかく切りにくいです。
セルフカットバリカンで失敗の多くは上の髪の長さまで切ろうとして事故になることが多く、トップの髪はやはりハサミで切るのがいいでしょう。
ですので、そんなに長いアタッチメントがついているバリカンを選ぶ必要はありません。下は1mmから上は15mmもあれば充分です。
人気バリカン・ヘアカッター
意外と便利なトリマー
バリカンとセットで欲しいのがトリマーです。刈上げたあとに襟そり(襟付け)をすると刈上げが一段と綺麗に見えます。
トリマーで襟にラインをつけるだけですごく上手に切れたように見えるから不思議。
細かい産毛も剃れてとても便利。ぜひ欲しい一品です。
WAHL 8900 コードレストリマー
セルフカットで使う道具⑤カットクロス・ケープ・ヘアエプロン
カットクロス?ゴミ袋に穴あけて被ればOK!なんて寂しい事を言わないでください(笑)
最近はセルフカット用のカットクロス(ヘアエプロン)などもあり、とても便利です。
カットを嫌がって動きまくるお子様にピッタリのカットクロス(ヘアエプロン)もあります。
カットクロスのお腹の部分が透明になっていて本を読んだり、タブレットで動画を観たりできるので、いつもは動くお子様も驚くほどじっとしていてセルフカットしやすいですよ。
胸元が透明で便利な散髪マント
すその部分にワイヤーが入っていて溝ができる形状になっているので切った髪が床に落ちずにカットクロスの溝に貯まっていくものなんかは、家の中でセルフカットするのにはもってこいです。
セルフカットで使う道具⑥小物類(くし・コーム・クリップダッカール・カチューシャ・三面鏡・霧吹き)
セルフカット小物類のご紹介です。
画像クリックで商品を検索できます。
・テーツコーム
テーツコームは通常のカットの時に使用するコームです。
・リングコーム(テールコーム)
リングコームは、しっぽがついているコームでセットする時に使ったりします。美容師さん達はパーマを巻く時はこのテールコームを使用します。
・ジャンボコーム
ジャンボコームは歯と歯の間が大きくあいている荒歯のコームですので、髪の毛が傷んでいる人やロングヘアの人などを無理なく梳くことができます。案外重宝するコームですよ。
ジャンボコーム
・ダッカール(ヘアクリップ)
ダッカール(ヘアクリップ)は髪をとめるために使用します。個人的には長いものがオススメ。130mmのダッカールは止めやすくてツーブロックカットの時に活躍します。
ダッカール
・カチューシャ
美容師さんはダッカールで細かくブロッキングしながらカットしますが、素人セルフカットではカチューシャでざっくりブロッキングしながらカットしたほうがやりやすいかもしれません。
カチューシャ
・三面鏡
セルフカットに三面鏡は必須。サイドや後ろを確認しながらカットしないと感覚だけで切ってしまうことになります。セルフカットには是非欲しい一品です。
三面鏡
・霧吹き
髪を濡らしながら切る場合に必要です。100円ショップのもので充分です。
霧吹き
セルフカットで使う道具⑦ヘアカタログ・プロ用カット本・DVD・ウィッグ
・ヘアカタログ
セルフカットとはいえ、目標もなく適当に切っていては失敗の元。まずゴールの設定が必要です。最終的にどんな髪型にしたいのか。それを確認するためにヘアカタログなどを使いましょう。
・ヘアカットマニュアル本
プロの理美容師さん達がカットの勉強をする本です。セルフカットからプロ並のカッティング技術を身につけたい人は一読の価値あり。
ベーシックのカット本なので分かりやすく、美容師さん達ってこうやってカットしてたんだ、とおもしろく読めます。あなたもプロになれるかも?!
・子供カットのマニュアル本
子供のカットってみんなどうやって切ってるの?子供のカットの切り方をわかりやすく丁寧に解説している子供カットマニュアル本です。これでお子様を可愛く・かっこよくできますね。
子供カットのマニュアル本
・カットマニュアルDVD
プロの理美容師さん達がカットの勉強をするために作られたDVD。カリスマ美容師さん達の華麗なカット技術に思わず『おお~!すごい!』とうなってしまいました。
美容師さんが勉強するカットのDVD
・カット練習用ウイッグ
誰でも最初からうまくカットできる人はいません。失敗を繰り返して上手になっていくものです。
でも、できるなら失敗は人間ではなく人形で・・・。
美容師さん達が一人前になるために日々カットの練習に使う練習用カットウイッグです。
カット練習用のウイッグ
・クランプ(万力)
練習用カットウイッグを固定するクランプ(万力)です。これがないとカットの練習ができませんので、練習用カットウイッグを購入する方はクランプも同時に購入してください。
練習用ウイッグを固定するクランプ
セルフカットで使う道具その⑧その他の便利グッズ
・ドライヤー拡散フード
パーマセットの時に使うと便利な拡散フードです。ドライヤーに拡散フードをつけると無風状態になって熱だけを髪に当てることができます。拡散フードを使うとパーマのカールをしっかり残せるのでパーマスタイルの人にはオススメ。
ドライヤー拡散フード
セルフカット便利アイテムまとめ
いかがでしたでしょうか。
セルフカットで使う道具には便利でおもしろいグッズが一杯ありましたね。
セルフカット用アイテムを使って上手にカットができるように、何より楽しくセルフカットができるようになれば幸いです。
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