流行のメンズヘアといえば七三分けパートのネオ七三スタイル。旬なメンズの髪型です。
今回は誰でも簡単にできるネオ七三ヘアのセットの仕方を解説します。
七三分けと聞くと昔のおじさんのヘアスタイルや真面目なサラリーマンを連想しがちですが、ネオ七三は若者に人気のヘアスタイルなのです。今風おしゃれ七三ヘアというべきでしょうか。
清潔感もあって、スーツにも似合う、フォーマルなのにお洒落、カジュアルはもちろんビジネスシーンにも合うネオ七三スタイルは大人の印象を出したい人にオススメのヘアスタイルなのです。
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ネオ七三のセットの仕方・七三分けスタイリング方法
では実際におしゃれ七三のネオ七三ヘアにスタイリングしていきましょう。
難しいブラシワークやプロが使うブローテクニックは極力省いて誰でもが簡単にセットできる方法を解説しますので是非チャレンジしてくださいね。
ネオ七三セットのやり方①七三の分け方
最初に七三に髪を分けます。
まず髪が乾いた状態では七三に分けれませんので、髪を濡れた状態にしてください。
シャンプー後がベストですが、乾いた状態の方は霧吹き（スプレイヤー）などでしっかり髪を濡らしてください。
髪全体をしっかり濡らしたら七三に分けます。
テーツコームなどのクシで一旦髪を全部前に梳かしてから分けると分けやすいですよ。
分けたい方の瞳（眼球）の真ん中の真上を基準に分けると七三分けになります。
ちなみに8：2分けは目尻（外眼角）を基準に分けると八二分けになります。6：4分けは目頭で分けると六四分けになります。
七三に分けた状態
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ネオ七三セットのやり方②ブロードライの仕方
七三に分けた状態からブロードライ（ドライヤーで髪を乾かす）をしていきます。
１．七三に分けた分け目がなるべく崩れないようにドライヤーで乾かしていく。
２．サイドはボリュームを押さえたい箇所なのでドライヤーの風の向きは上から下になるようにボリュームをドライヤーの風で抑えるイメージで乾かしていきます。
３．トップはボリュームを少し出したいのでドライヤーの風は前から後ろに来るようにしてナナメ後方にふんわりさせながら乾かしていきます。
４．バックは自然に乾かすだけ。
５．フロント以外は上記の要領で完全にドライにしていきますが、フロント部分だけは根元の立ち上がりを意識しながら後方に8割方乾かした状態で止めます。
これらを意識してドライすることで難しいブラシワークを駆使してセットすることを省くことが出来ます。
なるべく難しくならないようにドライヤーで乾かして整髪料をつけるだけで簡単にネオ七三のセットをすることを目指します。
髪の不思議な性質：髪にクセがつくメカニズム
髪には水素結合といって濡れている状態から乾く瞬間にクセがつくという性質があります。
髪の毛の内部にあるタンパク質同士は水素結合と呼ばれる結合で結びついていて、この結合が髪の毛の形を決めている要因の一つとなっています。
タンパク質同士は髪が乾いている時はしっかり水素結合した状態なのですが、水に濡れるとこの水素結合は簡単に切れてしまいます。
乾くと再び結合するわけですが、水素結合は乾く瞬間の形のまま結合してしまうという特徴を持っているのです。髪が曲がったまま乾けば曲がったクセがつくというわけです。
七三に分けた状態で乾かせば７：３分けの癖が付くということですね。
これらを意識して１～５までの工程をやっていきましょう。
６．フロント部分だけはブラシを使います。日本人のほとんどの人はフロント部分の髪は前向きに生えていますので、それを無理矢理後ろに立たせるにはドライヤーだけでは難しいので、ここだけは少しブラシを使います。
使うブラシはデンマンブラシかスケルトンブラシが良いでしょう。
8割方乾いた状態の前髪の根元付近にブラシを当てて、まずは根元を立たせます。
この時、重要なのはドライヤーの熱を送り込んだ後に3秒間冷ますということです。
ブラシを前髪の根元が立ち上がるように当てて、ドライヤーの熱を送り、そのまま3秒冷ます。これで強力に根元が立ち上がります。
ブロードライ終了時の髪型。
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ネオ七三セットのやり方③整髪料の塗り方とコツ
ここまでほとんどドライヤーで乾かすだけのセットでしたので、仕上げは整髪料の力を使います。
オススメは整髪力の高いジェル。
ジェルはキープ力が高くツヤ感も出ますので大人っぽい雰囲気を出すネオ七三の髪型にとても合います。サイドをタイトに仕上げるのもジェルが向いています。
今回使用したジェルはロレッタデビルゼリー 10.0（Loretta DEVIL）
ロレッタデビルゼリー 10.0
ロレッタデビルゼリー 10.0は少量ずつ出せるのでとても使いやすいジェルです。香りはほんのり爽やかな匂い。
通常のジェルだともう少し水っぽい感じなのですが、ロレッタデビルゼリー 10.0は、粘度があり絶妙な硬さです。ツヤ感、キープ力、ハードなセット力も申し分なしでネオ七三スタイルにはもってこいです。
ネオ七三分けのジェルの塗り方
まずジェルの付ける量ですが、これは少し大目に出して付けます。ワックスだと小豆１粒分ぐらいの量ですが、ジェルは一度に５００円玉ぐらいの量を手の平に出して使います。
ジェルを付ける順番ですが、どこから付けてもいいですが、前から付けると前のほうだけベタベタになって後ろは少ししか付かないという風になる方が多いので、ここでは後ろから付けるようにします。
後ろ⇒トップ＆サイド⇒フロントの順番で根元から毛先までしっかりジェルが行き通るように意識しながらワシャワシャと素早く付けます。
最後のフロントに付ける量が少なくなった場合はもう一度ジェルを手にとって付け足すと良いでしょう。
ハードジェルは速乾性が高いので、髪に塗ったら素早く形を整えていきます。モタモタしていたらグシャグシャのままパキパキに固まるので、急いでセットしましょう！
七三にパートを入れた状態で、トップはバック気味にフロントは立ち上がるように、サイドはブラシを使ってバックにタイトになるように流します。
形が整ったら最後にドライヤーの風量を『弱＆冷風』に切り替えてジェルを完全に乾かします。せっかくセットした髪型をドライヤーの風で崩さないように気をつけながら乾かしましょう。
これでネオ七三のセットのできあがりです。
昔の七三分けスタイルとお洒落ネオ七三の違いを比較。
上の画像は同じウイッグでセットの仕方を変えただけのものです。昔の七三分けヘアとネオ七三の違いは前髪フロントの立ち上げ方とそのシルエットに違いがあります。
ネオ七三はフロントを立ち上げて高さを作り、トップにも若干ボリューム感を持たせています。サイドはバックに流しながらタイトに引き締めています。昔の七三ヘアと比べて縦長シルエットでトップにも遊びがあるんですね。
同じ七三分けの髪型でもセットの仕方でずいぶんとイメージが変わることがわかると思います。
色々なネオ七三スタイル
一口にネオ七三といっても色々な形があります。
ここではネオ七三ヘアのバリエーションを紹介します。
おしゃれ七三＋ツーブロックヘア
ネオ七三にツーブロックが入ったヘアスタイルです。
若者から５０代６０代の大人の方にも似合う粋なヘアスタイルです。カジュアル、ビジネス、両方のシーンで活躍できるおしゃれ七三の髪型です。ネオ七三分けヘアとツーブロックは組み合わせの相性がいいですね。
ネオ七三＋ツーブロック＋アシメ
ネオ七三にツーブロックが入ってさらに左右非対称のアシメも入っている髪型です。
アシンメトリーを入れることによって個性が出たネオ七三の髪型です。おしゃれ要素を３つ盛り込んだ格好良いヘアスタイル。
リーゼント風ネオ七三ヘア
七三にパートを入れながらもシルエットはリーゼント風に仕上がっています。
男らしい印象のネオ七三にしたい場合はこの髪型がオススメです。トップに高さを出して、サイドはなるべくタイトになるようにセットするとリーゼント風七三ヘアになります。
ネオ七三パーマ＋ツーブロック
ネオ七三スタイルにパーマを当てた髪型です。
セットはジェルを揉みこむだけ。ワイルドな仕上がりで男らしい髪型。七三に分け目を入れることでワイルドさの中に清潔感が生まれます。
七三パートのアップバング爽やかショートヘア
七三に軽くパートを入れた爽やかなアップバングのメンズショートヘア。
七三分けに抵抗のある人がネオ七三に挑戦するときに入りやすい髪型です。カジュアルな髪型でも七三にパートを入れるだけでフォーマルさが生まれます。就活ヘアにピッタリではないでしょうか。
ネオ七三・震災刈り
七三分けの三の部分を全て刈上げた震災狩り。
サッカー選手のクリスチアーノ・ロナウドもやっていた髪型で、おしゃれなショートヘアです。個性的なヘアスタイルですが、嫌味がなく好感度の高い髪型です。
ネオ七三ヘアのセット方法まとめ
いかがでしたでしょうか。ネオ七三をなるべく難しいブローテクニックは使わずにセットする方法を解説いたしました。
ブロードライを少しだけ意識して、あとはハードジェルの力を借りて簡単にネオ七三にヘアスタイリングしました。
おしゃれ七三の髪型は男性らしいヘアスタイルで若い人から大人の方まで楽しめますので、是非挑戦してくださいね。
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